映画『噂のモーガン夫妻』感想ネタバレあり。ヒュー・グラントはカッコいいけど…

“ラブコメの帝王”ヒュー・グラント ×『セックス・アンド・ザ・シティ』のサラ・ジェシカ・パーカーで贈る『噂のモーガン夫妻』。離婚危機を迎えた夫婦が、極限の状態に追い込まれながらお互いを見つめ直す、夫婦の絆の再生物語です。

作品情報

原題:DID YOU HEAR ABOUT THE MORGANS?
邦題:噂のモーガン夫妻
上映時間:103分
制作:2009年/アメリカ
日本初公開:2010年

キャスト・スタッフ

監督・脚本:マーク・ローレンス

登場人物:
ポール・モーガン…ヒュー・グラント
メリル・モーガン…サラ・ジェシカ・パーカー
クレイ・ウィーラー…サム・エリオット
エマ・ウィーラー…メアリー・スティーンバージェン
ジャッキー…エリザベス・モス
ヴィンセント…マイケル・ケリー

ストーリー

ニューヨークで敏腕弁護士として働くポール・モーガン(演:ヒュー・グラント)と、高級物件を多数取り扱う不動産会社の社長メリル・モーガン(演:サラ・ジェシカ・パーカー)。

離婚協議中の2人はある日、殺人現場に遭遇し、犯人に顔を見られてしまう。

事件の目撃者を守るため、モーガン夫妻には警察当局からの“証人保護プログラム”が適用され、犯人が逮捕されるまで遠く離れた場所で保護されることになる。

2人が送られた場所はニューヨークとは正反対の田舎町ワイオミング。そこで待っていたのは、電話もインターネットも繋がらず、ケーブルテレビも見れない生活だった。

身分を隠しての生活、そしてこれまで体験したことのないことの連続に戸惑ってばかりのモーガン夫妻だったが、ゆったり過ごす田舎生活でこれまでに持てなかった2人の時間を持つようになる。

2人の仲が修復に向けて動き出した時、犯人は2人の居場所を突き止めていた。

そしてついに、犯人がワイオミングの町にやって来て…。

感想(ネタバレあり)

ちょっと私には合わない映画でした。何が物足りなかったのか考えてみようと思います。

↓↓ネタバレとなりますので、知りたくない方はお戻りください

ストーリーがちょっと残念

夫婦間の問題解決にしても、サスペンスにしても、物足りなかったんですよね。どっちつかずで内容があまりないように感じました。

あっさり田舎の生活に馴染んでる

モーガン夫婦はニューヨークでセレブ生活を送っていて、突然ニューヨークとは真逆の田舎町で生活することになります。

そこには、戸惑いや馴染めないところがたくさんあるはずなんですが…

大きな倉庫があるようなショッピングセンターを見て喜んだり、2枚で10ドルのようなセール品に喜んでいたりと、本当にそんな反応になるかなと疑問に思いました。

安くていい品なのかもしれないけど、セレブで突然保護すると言われているのに悠長にどのドレスを持って行ったらいいか悩むような人が果たしてそう思うのか。

疑問に感じたことで話を素直に受け止めれなかったです。

2人の仲は物語の最初で提示したほどこじれていない

夫ポールの浮気で別居していた2人。ポールがどんなに謝ってもメリルは許さず、一緒に保護されることも嫌がっていました。

でも、仕方がないとはいえ保護先で一緒に過ごすようになると、割とすぐに仲直りしたように思いました。

この状況でなければ2人一緒にいること自体がありえなかったのかもしれないけど、秘書や周りの人が画策して2人を旅行にでもやってしまえば、案外あっさり元に戻ってそうだなと思ったくらい。

だから痴話喧嘩を見てるような、なんとも微妙なものを見せられてる気になったのかもしれません。

2人がいなくても仕事は問題ない

敏腕弁護士と不動産会社の経営者というのがセレブすぎて想像がつかない部分はあるんですが、いつまでかかるかわからない保護プログラムに突然連れていかれて、知り合いや仕事先などに事前にも途中でも連絡がとれない状態なのに、仕事は問題ないのかと心配になりました。

途中でメリルは「このまま田舎町に住み続けるのかも」というようなことも言ってましたし。その状態で仕事がよく回るなと。

いなくても回るぐらい会社の経営状態がめちゃくちゃいいのか、この2人がそもそも現場レベルで仕事をしていないのか気になるところです。

結末が読めてしまった

夜に殺人事件を目撃したにしては犯人もモーガン夫婦もお互い顔を覚えてるなんてすごいですよね。

もうこれを言ってしまうと、大前提が崩れるので見えたんだよな顔を覚えたんだなと納得するしかないんですが。笑。

殺人を目撃された犯人が、メリルの経営する不動産会社で客のフリをして盗聴器をしこむところは面白いな、これはどういう追い詰め方をするのかなとワクワクしたんですが、この作品自体が事件を楽しむものではなかったようで…。

犯人が2人を追ってワイオミングまでやって来る過程ほど、やって来た後がドキドキせず。

伏線が伏せられてないというか、最後の展開も正直読めてしまって、クライマックスもつまらなく感じてしまいました。

ヒュー・グラント映画として物足りない

どこか許してしまう、憎めないダメ男を演じさせたらトップレベルのヒュー・グラントさん。

『ノッティングヒルの恋人』や『ラブ・アクチュアリー』のヒュー・グラントさんも好きで、ヒュー・グラントさんが出るというだけで期待してしまったのがダメだったのか…。

今回の映画でもヒュー・グラントさんがよく演じる、ピカイチなかっこよさに軽妙なトークは健在なんですが、浮気男でスタートしたはずなのに思うほどひどい男性ではなく。

銃の扱いが下手だったり、クマ撃退スプレーを逆に使ってしまったりと情けない部分もあったけど、なんだかわざとらしくて楽しめなかったのは痛かった。これはもしかしたらサラ・ジェシカ・パーカーさんとの相性がそんなによくなかったからかもしれません。

2人が一緒にいてもあまり夫婦に見えなかったし、2人のやりとりに全然引き込まれなかったからヒュー・グラントさんの情けない姿も、本当にスベっててただ情けない人に見えてしまったのかもしれません。

最後に

個人評価:★★☆☆☆(星2)
・最後まで読めちゃった
・星1に近い星2